コレクターとは何だ
コレクターとは何だ 自分でやっててもつくづく思うけどコレクターって奴はアホな人種だと思いますね。この世の中、有意義な金の使い道なんぞ無数にあるというのにそれを差し置いて常人には理解の出来ない物に対して目玉が飛び出るほどの散財をする。まったくもって大バカ野郎ですな。しかし人間という生き物は何故に物を集めるんでしょうか? 実際、己の中から沸き上がる収集欲は一体何処から来るのか、これを定義付けるのは非常に困難な事です。

「コレクターという人種は精神的に満たされない部分があり、物を収集する行為によってその隙間を埋めようとしている」と言った人がいますが、これは近からず遠からずといった所でしょうね。ただ、地位も名誉もあり金銭的にも恵まれている人の中にも収集癖というものは存在するので、これが全てにおいて当てはまるとは言い難いでしょう。では、どうして人は物を集めるのか、ここではその謎を私なりに分析してみようと思います。

コレクターには大きく分類して2つの特徴があります。一つに「1から10まで揃える」、もう一つに「レア物を欲しがる」 。 一つ目の「1から10まで揃える」というのはパズル感覚というか、全10種と言われれば10種揃えて並べてみたいという欲求に駆られるのも極めて自然な事だと思う(のは私もコレクターだからかな?)けど、2つ目の「レア物を欲しがる」という心情は恐らく収集癖の無い人には理解出来ないでしょうね。私自身、属性外のコレクターズアイテムになればその価値観が理解不能な部分も多々ありますからこれはもう仕方ないでしょう。

で、この「レア物を欲しがる」コレクターの心理を私なりに分析すると「数が少ない物を己が所有する事で、収集する対象に他の人々よりも強い思い入れがある事を再確認したい」という心理が働くからではないか、と思うわけです。

例えば今自分が欲しいレア物の一つに「94TOMY/ID松井秀喜キラカード#1,2」という物がありまして、これはTOMYが1994年に発売してあまり売れなかったプロ野球カードなんですが、「キラカード」というのはその名の通り表面がキラキラ光る処理が施されたカードで、恐らく現存数は#1,2共に各1-2000枚程度と推測されます。世の中に松井秀喜のプロ野球カードを収集している人は間違いなく2000人以上居るので、このカードを全ての松井秀喜カードコレクターが所有することは出来ません。すなわち、これを所有すれば他の松井秀喜カードコレクターよりも優位に立てるんです。その事によって「俺は他の奴等よりも松井秀喜が好きなんだ〜!」という実に屈折した自己満足に浸れる訳ですな。

でもこれって全てのコレクターの本音じゃないでしょうか? 物を収集することでその対象に少しでも近づきたいと思うのと同時に、周囲よりも優位に立ちたいという潜在意識がコレクター精神の源になっている気がします。

しかし、世のコレクターの垂涎の的である「レア物」というのは実際の所どの程度のレアリティを誇るのかが気になってきますね。一部の物を除けば「世界に幾つ」といったレベルの物では無いし、多かれ少なかれ一時期それなりの数が世に出回った物ですから現存数自体は相当な物になると思います。勿論これは需要と供給の問題ですから、世の中に100しかない物でも欲しがる人が50人しか居なければプレミアムは発生しないし、5000存在する物でも欲しがる人が10000人居れば高いプレミアムが付けられる事になるでしょう。例えば前記の94TOMY/ID松井キラカードは市場価格にして1枚約¥30000という高値が付けられているものの枚数自体はかなりの数が存在しますから、これは需要と供給が噛み合わなくなった結果生じたプレミアムですな。

カードの話はさておき、世の中には他にもまだまだ高いプレミアムが付けられたコレクターズアイテムがゴロゴロしてます。パッと思いつく所ではテレカとかアイドルのヌード写真集とか。テレカについては「限定何枚物」ってのが結構あるのでお高いプライスが付けられる理由も何となく分かるのですが、アイドルのヌード写真集の高値だけはどうも私の理解を超えてます。自主出版ではなく大手出版社から発売された物だから、その発行部数は万単位でしょ? だというのに物によっては6ケタのプライスが付いてますからねえ。ま、これも前記の通り需要と供給の問題ですから仮に10000冊現存しても欲しがる人が10万人居れば価格もそれだけ上昇するって事でしょうけど。

少々観点を変えたところで自分にとって憧れのレア物と言えばTOYATA 2000GTとKAWASAKI 750SS。どちらも高度成長期に日本が世界へ向けて発信した伝説的な車と単車ですね。TOYOTA 20
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